靴を足に合わせる重要性
良い靴が、素敵な明日へ運んでくれる!
靴と歩行の調律家 田村智津子です。
山口県下松市にて、3万人の足をみてきたママさん理学療法士が、足元のおしゃれと健康の両立を本気で応援します!
いつもブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は、リクエストを元に、過去のアメブロ記事のリバイバルをお届け致します。単なるコピペではなく、いくつかの記事をまとめておりますので、良かったら、最後まで読んでみてください。
目次
普段どのような靴を履いておられますか?
皆さんは普段、どんな靴を履くことが多いでしょうか?
都会では、公共交通機関を利用されている方が多いので、通勤やお洒落して出かける時など、パンプスを履いて長く歩く機会が多いと思います。
私が住んでいる田舎では、バスや電車の利便性が悪く、自家用車がないと生活に支障をきたすため、大人はほぼ1人1台の割合で自家用車を所有しています。靴を車に積んでおくこともできるので、パンプスを履く機会も時間も、都会と比べればはるかに少ないです。
靴が多少合わなくても何とかなってしまうので、選び方や履き方には無頓着な方が多い印象。病院に来られる患者様はほぼ全員、ブカブカな靴を履いておられます。
靴は歩き方に悪影響を及ぼすので、足のトラブル(痛みや変形)が起こる可能性が高くなります。恐ろしいのは、脳が間違った歩き方を学習し、それがデフォルメになってしまうことです。
長い目で見ると、身体の使い方が変わることで起こる足腰の痛みや変形,運動不足による筋力・体力の低下などに気を付けなければなりません。意外にも、田舎に住んでいる方が、要介護状態に陥る危険性が高いのかもしれませんね。
『足に良い靴』といえば、やはりスニーカーが一番

私個人としては、病院業務では患者様と一緒に運動するため、スニーカーを履いている時間が一番長いです。
お洒落好きなので、プライベートではいろんな靴を履きますが、足部が細く柔らかい私にとって、ヒールの高い靴、特にパンプスは敷居の高い履き物です。
パンプスは甲を覆う部分が少ないので、力学的にどうしても不利。私はパンプスを否定するつもりはなく、むしろ履きたい方なのですが、『何となく選んで、調整もせずに履く』ことは、非常に危険だと考えています。
本格的に靴の勉強を始めてからは、プライベートでも、スニーカーの出番が増えました。やはり、歩きやすさと足部アーチ保護の観点からは、足に合う紐靴に勝るものはないからです。
スニーカーは、甲までしっかりと足を覆い、紐の締め具合でフィット感を自在に調節できます。天気や季節,生理周期など、女性の足はさまざまな要因で日々刻々と変化しますが、その都度合わせていくのも簡単。また、足のアーチを上と横からしっかりと支え、足と靴とを一体化させるのに適しています。
もちろん、これも、靴が足にぴったりと合っていて、靴紐を毎回きちんと締めていれば…の話です。サイズ(長さ)やウィズ(幅)をきちんと選ばないと、効果を十分に発揮させることはできません。
ヒールが高かろうが、低かろうが、全く無かろうが、靴の幅が広すぎて足に合っていなければ、靴の中で足が横ブレしたり、前に滑って靴に当たったりして、痛くなってしまいます。
(逆に、パンプスでも、きちんとフィッティングすれば、痛くなく歩けます)
靴を足に合わせると、良い効果がたくさん!
①靴が正常歩行をサポート(効率的で楽な歩行ができる)
*靴の中で足が動くのを防ぐ
⇒痛みやエネルギーロスがなくなる。身体の無駄な動きも減る。
⇒疲れにくい,長く歩ける,心肺機能向上
*足の骨格が整う(足のアーチ構造や足底腱膜をサポート)
⇒筋肉が効率よく働く。衝撃吸収作用が高まる。
*ウィンドラス機構
足底腱膜の作用で、足の骨格がガッチリと固定されて一塊になる
⇒ふくらはぎの筋力が効率よく地面に伝わる
*CPG(central pattern generator)
脊髄内にある歩行中枢。半自動的に足を前に出す動きに関与。
股関節をしっかりと伸ばして歩く⇒CPGが活性化
(引き伸ばされた腸腰筋が元の長さに戻ろうとするため、さらに足が前に出やすくなるという相乗効果もあります)
②足の浮腫みや冷え性が改善(数分間歩くだけでも効果的)
*筋肉のポンプ作用(ふくらはぎは第二の心臓)
*筋肉の摩擦熱で血液が温められる⇒基礎体温上昇⇒免疫力アップ
*股関節を伸ばす⇒鼠径リンパ節を刺激⇒静脈やリンパ管の流れが良くなる
③生活習慣病予防,介護予防
*歩くのが楽になると、家から出るきっかけになり、運動不足解消
⇒地域の方々と話す機会が増え、認知症予防や、いざというとき助け合うきっかけにも
膝が股関節よりも後ろにきてから、つま先で地面を蹴るのがポイント!
つま先でしっかりと地面を蹴れるからこそ、股関節が伸びますし、その逆も然り。
靴が足の邪魔をしてはいけません。
足への影響を考えて慎重に選び、正しい履き方も身に付けたいものです。
これを読んだら、もう、靴紐を締めずにはいられなくなりませんか?
ぜひ今日、この瞬間から、お試しください。
次回予告:靴の基本的な選び方
具体的には、どうやって靴を選べば良いのでしょう?
そもそも、ご自分の足のサイズをきちんと測ったことはありますか?
日本の靴屋さんに置かれている靴の殆どは幅が広いものなので、足囲が大きめの方は、靴選びに困った経験はあまりないはず。
『靴が足に合わなくて痛い』という方は、足幅がご自分が思っているよりも細い可能性が高いです。
次回は、ご自分の足に合った靴を選ぶヒントをお伝えします。
これもリバイバルですが、大切な情報ですし、アメブロからWordPressへ移行して間もないため、改めて書かせていただきます。
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