『大きすぎる靴の弊害』が、学術誌でも取り上げられました

良い靴が、素敵な明日へ運んでくれる。 

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靴と歩行の調律家 田村智津子です。

山口県下松市にて、3万人の足をみてきたママさん理学療法士が、足元のおしゃれと健康の両立を本気で応援します!

体調を崩していたこともあって今回は短めですが、よかったら、最後までご覧ください。

 

『理学療法』第37巻第7号を購入

理学療法士向けの学術誌に、大きすぎる靴の弊害が記載されました

 

神戸屋アカデミーの同期で理学療法士の森友美さんに教えてもらって、『理学療法』第37巻第7号を注文しました。

以下、本文より引用(専門用語ばかりですみません)

足趾が屈曲していると、歩行時にウィンドラスメカニズムが働かない。そのため、足部の剛性が低いまま立脚中期を迎え蹴り出す。つまり、レバーアームとしての働きが弱くなる。さらに、蹴り出し字に母趾がスムーズに抜けず引っかかるようになることから、母趾内側に巻き爪や外反母趾を呈するようになる。長母指屈筋や長趾屈筋が収縮するため、足部は回外(内返し)するため、母趾球側ではなく小趾球側に荷重する。その結果、内反小趾や小趾側に胼胝(まめ,タコ)が発生する。

足のサイズよりも大きな靴を履くとどのような障害につながるかであるが、靴の中で足が動いてずれてしまうという現象が生じる。これを防ごうとして、靴の中でいわゆる『踏ん張る』状態になる。つまり、靴の中で足趾が屈曲しているということである。このようなケースの靴に手を入れて確認すると、インソールの先端で足趾の跡が強く残っていることが容易に確認できる、足趾を常に屈曲させて歩くとどのようなことが起こるのかについては前述のとおりであり、足部の障害につながる。

 

 

私は経験上、『踏ん張る』ためだけでなく、『靴に甲を押し当てて前に滑るのを防ぐ』ために、足の指を曲げて甲を高くしているということもあるのではないかと考えています。

 

 

『やっと、ここまできた!』という印象

ようやく、理学療法士の間でも靴やインソールに対する関心が高まってきたな…と、感じています。

 

近年でこそ、養成校の乱立で供給過剰だといわれる理学療法士ですが、私が入学した頃(約20年前)はまだ、養成校に入るのも狭き門であり絶対数が足りなかったので、担当するのは脳卒中や骨折など重症の入院患者様が多く、足部疾患の患者様は軽視されがち。

(軽症例は外来での単発指導が殆ど,入院患者様でも荷重制限が緩くなったら退院してそのままになることも多い)

 

急性期は特に、靴に拘っている場合ではなく、患者様の多くは、入院(手術)後すぐにリハビリが始まると思っていないので…廃用症候群にならないよう、靴の準備もままならないままリハビリを始め、とにかく、歩かせなければなりません。

 

そんな背景もあってか、養成校で靴のことを詳しく教わることはありませんでした。

理学療法士なら誰でも靴に関する詳しい知識を持っているわけではなかったのです。

 

でも、これからは予防医学の時代。

学術誌に掲載されたことで、理学療法士の靴への関心がさらに高まっていくことを期待しています。


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