『家に帰りたい』という言葉の裏に
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靴と歩行の調律家 田村智津子です。
山口県下松市にて、3万人の足をみてきたママさん理学療法士が、足元のおしゃれと健康の両立を本気で応援します!
『家に帰りたい』という言葉の裏に
透けて見えた哀しい覚悟
最近、久しぶりに、落ち込むことがありました。
障害受容が進まず、リハビリに対する不信感を募らせ、独りで生活できる状態でないにもかかわらず、『自宅に(外泊ではなく)退院させて欲しい』と訴え続けている患者様の話です。
介護保険サービスを一切手配せず、ご家族にも内緒で帰りたいとおっしゃっていて…
それは、到底無理な話。
『独りで家に帰ると生命の危険がある』と、主治医やリハビリスタッフがいくら説明しても聞く耳を持っていただけません。
『自分の家は病院とは違って、慣れた環境だから大丈夫』
『必要に迫られれば歩けるから大丈夫』
認知症はなく、判断能力が保たれている方なので、リスク管理について全く考えが及ばないとは、とても思えず…
あえて一言も触れようとしないのが、かえって不気味なのです。
これまでは、真意がよく分からなかったのですが
先日、患者様と主治医とのやり取りを聞いていて、ハッと気づきました。
万が一、動けなかったときのことなど、考えたくない。
…というより、『考える必要がない』と思っているのではないか。
自分が思うやり方に賭けて、うまくいかなかった場合…
たった独りで、人生の幕を下ろすつもりなんだ。
『家族に迷惑をかけたくない』というのは建前で
反対されするのが目に見えているから、連絡を拒んでいるのでしょう。
私は勘が鋭い方。思い過ごしであって欲しいけれど…
そう考えると、これまでの全ての言動の辻褄が合うのです。
障害者には『生死を選ぶ自由』すらないという現実
そうは言っても、病院としては、生命の危険があると予測される状態で、自宅へ退院させることはできません。
本人様の望む形での退院は、叶わないはずです。
いくら本人様が外部との接触を拒否して餓死しようとしても、難しいでしょう。
身体が不自由な患者様には、自分で自分の命を絶てるほどの力も、残されていません。
また、日本では安楽死が認められていませんから
どんなにつらくて『死にたい』と言いながらも、生きていかなければいけない。
そんな方を、数えきれないほど見てきました。
私自身、以前鬱だったとき『死にたい』と思ったことが一度や二度ではなかったので、自殺することが悪いとか、逃げだとかは、思いません。
死に損なうと却って周りに迷惑がかかるので、自殺を図る勇気がなかっただけです。
今思えば、『自分にとって必要な学びを得ることができたので、死ななくてよかった』と思っていますが…
皆さんは、どうお考えでしょうか?
医療従事者としては異端かもしれませんが、『死ぬよりもつらいと思われる状態』を経験している私個人としては、法律的な問題がクリアできれば、本人の自由にさせてあげたら良いと思っています。
『生きる権利』も『死ぬ権利』も、尊重できる世の中に
以前の記事で、死生観について取り上げたことがあります。そこから一部引用すると…
『死ぬ権利』とは、死期を含めて自分の人生の幕をどのように閉じるかを、病院が決めるのではなく、自分で決められる権利のこと。
『生きる権利』とは、自分という存在・命の価値を、社会が決めるのではなく、自分で決められる権利のことだと思います。
どちらも尊重される世の中になるには(特に『死ぬ権利』については法律的な問題もあり)、政治を動かさなければ難しいのではないか、そのために私たちにできることは『声を上げる』『情報発信する』ことが大切なんだそうです。
『死ぬ権利』とは、不謹慎に聞こえますが、ちょっとだけでも考えてみることをおすすめします。
『どのような死に方をするか』を考えることは、それまでの間『どのような生き方をするか』を考えることでもあります。
ケガや病気で突然寝たきりになることは珍しくありませんから、元気なうちに、考えておきたいですね。
私は、少なくとも、自分が死んだ後に周りが困らないようにしておきたいので、買おうと思っていて先延ばしにしていたエンディングノートを、ついに買いました!
今ここにある幸せを噛みしめる
地に足をつけて生きる
暗くなってしまってすみません!ここからは余談です。
先日、久しぶりに畑へ行き、野菜やミカンの収穫を手伝いました。
採れたてのジャガイモで作った、じゃがバターの味は格別!
娘にとっても良い経験になるので、有難いことです。
今は仕事が忙しく、ほとんどお手伝いができていないのですが、そろそろ教わっておかないと(^^;
小学生のアンサンブルに感動!
娘が所属する吹奏楽部がアンサンブルコンテストに出場するのですが、今回は無観客開催とのことで
娘は新人のため出場しませんが、勉強のために(というか、私が聴きたくて)保護者向けの発表会を観に行きました。
小学校の体育館に着いた時、音出しやリハーサルの最中でしたが、その時点で鳥肌が立ちました。
打楽器アンサンブルが、とにかく、カッコ良すぎました!
フルート&クラリネットの『木管6重奏』も良かったです!
でも、一番は金管かな?(経験者ゆえの贔屓)
金管楽器にアルトサックスが1本混ざった『管楽7重奏』という、珍しい編成でした。
(でも『木管5重奏』にホルンが入ることもあるから、不思議じゃない)
いずれも、小学生らしく真っすぐで澄んだ音色と、完成度の高い演奏。
一生懸命練習したのが伝わってきました。
生音ならではの空気の振動と、心地よい緊張感と。
演奏を聴きに行くと、毎回、涙が出そうになります。
最近、涙もろくていけないわ(^^;
あーまた、吹奏楽やりたくなっちゃうなぁ…
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